2011年12月28日
黒砂糖作り
年の瀬の慌ただしい中ゆっくり写真撮りってわけにはいかないので…なんて書いてましたが(汗)
今日は荒木の西糖業さんへ行って、黒砂糖を作る様子を見学してきました。
以前の記事でサタグヤーを紹介したところです。
すでに作業が始まっていて、写真では見えづらいけど左の煙突から煙が出ていました。
この湯気で見えづらいところに、サトウキビの絞り汁が入っています。
上の煮釜から隣にある煮釜へ移し、更に煮詰めます。
見ている間に少しずつドロドロしてきて、色が濃くなるのが分かりました。
大体一釜、1時間くらい煮詰めるそうです。
この煮詰める加減は、その日の天気や気温、さらに原料のサトウキビによっても微妙に違うそうで。
長年の経験によって、おいしい黒砂糖が出来上がるのですね。
実はこの煮詰め加減については、島歩きの時に案内の方に教えてもらった話です。
今日はお仕事されてるところにお邪魔したので、なるべくおとなしく見学しました(笑)
いい具合に煮詰まったところで、次にこのぐるぐるのところに移します。
中のローラーが回って、かなり固まった感じになってきました。
すると次に、ドロドロの黒糖をトレイに流し込みます。
この辺りの移すタイミングなんかも、長年の積み重ねで見るだけで分かるんでしょうね。
トレイに流した黒糖は、固まる前にさっと素早く切り目を入れて行きます。
くるくるする機械へ入れるところから、切り目を入れるまでの工程が手際よくて、とても素早かったです。
切り目を入れた黒糖は、しばらくそのままで固まるのを待ちます。
この出来立ての色!見るだけで美味しそうでしょう♪
実は出来立てを味見させていただいて、その美味しさったらもう最高~!
こんなに濃厚で甘い、でも後味がしつこくないのは初めて食べます。
疲れていてもこれを一欠片食べたら、元気が出ること間違い無いですね。
ふとくるくるの機械を見ると、そこにも黒砂糖ができてる。
これも美味しそうですよね(食いしん坊ですみません)
しばらく置いて固まった黒砂糖は、最後に切り目で割って出来上がりです。
生まれて初めて食べた出来立ての黒砂糖、やみつきになりそうな味。
西糖業さんの黒砂糖は、いただき物を食べたことがあります。
そちらももちろんおいしいです♪
こんなサトウキビが、あんなに甘い黒砂糖になる。
最初に発見した人はすごいですよね。
そうそう、このサトウキビ、汁を絞ったあとのカスまでこちらでは使っています。
絞りカスを干したものを燃やして、煮釜の火にしているのです。
「捨てるところないよね~」と、奥さんがおっしゃってました。
快く見学させて下さった西糖業さん、ありがとうございました。
Posted by シンコ at 18:23│Comments(0)
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